ミ ラ 型 極 大 予 報 (No.32)

広 沢 憲 治

1 はじめに

  2019年のミラ型予報は、659個のミラ型星・SR型星についての予報を計算した。昨年予報が計算できた星数と比べると大幅な増加となっている。星数が大きく増えたのは、これまで観測されていなかった星にチャレンジしていただいた方々のおかげであり、心から感謝する。しかし、極大が10等以上に達するようなミラ型星で観測されていない星はまだ多くあるので、こうしたチャレンジを今後も継続していただきたいと思う。この予報の活用とあわせて、それぞれの使用機器等の条件に合う星を選び、有意義な観測をしていただきたいと願っている。ミラ型星の観測については週あたり1〜2回程度の観測が望ましいので、観測のための労力を効率的に使って「多くの星」を観測していただくことを期待している。
  なお、ミラ型変光星は、突然大きく予報から外れる場合もあるので、「#」がついている星だけでなく、どの星についても観測が必要であることを念のため申し添えておく。

2 最近の傾向

  変光星の観測では、最近話題のソフト「UGEM」の活用により、CCDやデジタルカメラ等による観測のネックとなっていた、測定の煩わしさが劇的に改善されたのは非常に大きなことである。手軽なデジタルカメラでの観測が、面倒な手順を踏むことなく結果が出せるので、ミラ型の観測に限らずぜひ活用されることをおすすめしたい。
  この予報について、明らかな間違いなどお気付きのことがあった場合は、広沢までお知らせいただけるとありがたい。より信頼性の高い予報となるよう、ご協力をお願いする。
  なお、日本変光星研究会のホームページには、月別の予報を掲載しているので、そちらもぜひ参考にしてほしい。

3 表の見方について

 (1) 最初の記号   [#] ----- 観測数の不足等により精度に問題があったり、「めど」としての数字に過ぎないもの。「ピンチ」の星も含まれる。
     [$] ----- SR型の星。実際とはかなりの違いが見込まれる。
 (2) Name 星の名前。
 (3) Range 変光範囲。(極大、極小光度で示す)[p]のマークがあるものは写真光度で、眼視光度はこれより1〜2等、星によっては3〜4等明るい場合もある。
 (4) P 周期。
 (5) Max.Date 2019年1月〜2020年2月の間の極大が予想される日付。