ミラ型極大予報(No.27)2014年

広 沢 憲 治

1 はじめに

  2014年のミラ型予報は、昨年と同じく、665個のミラ型星・SR型星についての予報を計算した。   例年行っている修正に加えて、最近の変光星カタログを参照して周期を修正するなど、最近5〜6年ではかなり大きな修正を加えてある。ただ、実際の観測によって変光星カタログより最近の変化がよく表現できる星等についてはそのままとした。このような修正を加えても、中には大きく予報から外れることもあるので、観測にあたっては予報にこだわらず、客観的な結果を残してほしい。観測条件や使用機器等の条件に合うものを選んで、できるだけ多くの星について観測し、より正しい予報が出せるよう、ご協力をお願いする。また、変光星の突然の異常は予測できないことであり、どの星についても監視は必要である。観測される皆さんには、この予報に含まれている星をできるだけ多く観測対象としていただくとともに、予報のない星についてもぜひ観測していただきたい。多くの観測者のご協力を重ねてお願いする。   なお、月別の予報は、今年から極大予報の日付順に並べることで、より観測の参考となるようにしたつもりである。

2 最近の傾向

  例年と同じように、「予報」を計算するにはデータが十分でない星についても、観測のための「めど」となりうると考えて予報に加えてあるが、実際の極大とは大きくずれている可能性がある。また、ミラ型星は突然予報と実際の変光が大きくずれてしまうこともあるので注意を要するが、その中でも[#]がついている星は、観測が少なく修正ができていない星や、修正を繰り返しても実際の変化をうまく表現できない星などが含まれており、より観測の必要がある。   この予報についてお気づきのことがあった場合は、広沢までお知らせいただけるとありがたく思う。より信頼性の高い予報となるよう、ご協力をお願いします。

3 表の見方について

 (1) 最初の記号   [#] ----- 観測数の不足等により、精度に問題があったり、「めど」としての数字に過ぎないもの。
     [$] ----- SR型の星。実際とはかなりの違いが見込まれる。
 (2) Name 星の名前。
 (3) Range 変光範囲。(極大、極小光度で示す)最後に[p]のマークがあるものは写真光度で、眼視ではこれより1〜2等、場合によっては3〜4等明るい場合もある。
 (4) P 周期。
 (5) Max.Date 2014年1月〜2015年2月の間の極大が予想される日付。