ミラ型極大予報(No.24)2011年

広 沢 憲 治

1 はじめに

  2011年のミラ型予報は、662個のミラ型星・SR型星についての予報を計算した。
  今回は、例年のように観測に基づいた修正に加えて、改訂昨年秋に発表されたGCVS(General Catalogue of Variable Stars 2010)に基づいて周期の修正等も行った。この改訂により、これまでよりも実際の変化に近い予報になったものと期待している。
  ミラ型に限らず、変光星の突然の異常は予測できないことであり、どの星についても監視は必要である。観測される皆さんには、この予報に含まれている星をできるだけ多く観測対象としていただくとともに、予報のない星についてもぜひ観測していただきたいと考えている。多くの観測者のご協力を期待している。

2 最近の傾向

  例年のように、「予報」を計算するにはデータが十分でない星についても、観測のための「めど」となりうると考えて予報に加えてあるが、実際の極大とは大きくずれている可能性がある。また、ミラ型星は突然予報と実際の変光が大きくずれてしまうこともあるので注意を要するが、その中でも[#]がついている星は、観測が少なく修正ができていない星や、修正を繰り返しても実際の変化をうまく表現できない星などが含まれており、より観測の必要がある。
  この予報についてお気づきのことがあった場合は、広沢までお知らせいただけるとありがたく思う。より信頼性の高い予報となるよう、ご協力をお願いします。

3 表の見方について

 (1) 最初の記号

  最初の記号  [#] ----- 観測数の不足等により、精度に問題があったり、「めど」としての数字に過ぎないもの。
   [$] ----- SR型の星。実際とはかなりの違いが見込まれる。

 (2) Name

  星の名前。

 (3) Range

   変光範囲。(極大、極小光度で示す)最後に[p]のマークがあるものは写真光度で、眼視ではこれより1〜2等、場合によっては3〜4等明るい場合もある。

 (4) Max.Date

 2011年1月〜2012年2月の間の極大が予想される日付。