観測報告フォーマット

 観測報告には専用のフォーマットが決まっています。これは後のデータの活用(光度曲線や周期解析など)を行いやすくするためです。
 日本変光星研究会ではVSOLJデータベースと連携を取っており,VSOLJフォーマット(通称stdフォーマット)を利用しています。

 記述方法は次のようになっています。

 星名 観測時刻 等級 観測者符号
例)LEOR 200001012634 63 Tny

 全て半角文字を使い,星名,観測時刻,等級,観測者符号の間には半角スペース1個を入れます(Tabではいけません)。また,1行につきデータ1つを記載します。

1.星名

 星名は 一般的に 3文字からなる星座符合+変光星名で表記します。
 星座符号(別表1)およびギリシャ文字(別表2)に関しては別表を参考にして下さい。

例) ベテルギウス(オリオン座α星)ORIalpha
オリオン座49番星ORI49
オリオン座U星ORIU
とも座L2星PUPL2

 新星は,星座名+novaと表記します。
 同じ星座に複数出た場合は,ハイフン,番号を付けます。
 なお,novaの確定がなくても天文電報やIAUCで仮名として認められた星(例えば possible nova,probable nova)には ? は付ける必要はありません。

例) 2000年いて座新星SGRnova2000
1994年いて座第二新星SGRnova1994-2

 超新星は超新星の命名法によります。

例) SN1987A,SN2000db

 GCVS以外のカタログや星表(GSC、ヒッパルコスなど)のものは星座名を省略します。

例) NSV00895(疑変光星カタログの895番目の登録星)
HIP033789(ヒッパルコスカタログによる名前)
GSC2135.1730(GSCカタログによる名前)
M87(メシエカタログの87番目の登録天体)
NGC4151(NGCカタログの4151番目の登録天体)
TmzV30(Takamizawa氏発見の30番目の新変光星)
RXJ0909.8+1849(ROSAT X線天体カタログ掲載の星)

 優先順位は,NSV>HIP>GSC>M>NGC,他になります。詳細は事務局までお問い合わせ下さい。

2.時刻

 時刻は,翌日の6時までは前日と考えて30時間制を採用しています。

例) 1月2日の午前2時1月1日の26時

 12桁(年月時分)か14桁(年月時分秒)で表記します。

例) 2000年1月2日午前2時34分200001012634
2000年1月23日午後23時45分59秒20000123234559

 写真やCCD観測等では,露出の中央時刻を使用して下さい。
 また,日心補正,地心補正はしないで下さい。

3.光度

 光度値+光度体系記号で表記します。

 光度値は値を10倍して表記します。
 CCD等で少数2桁以下まで精度がある場合はそのまま表記します。

例) 1.2等12
1.23等1.23
0.5等05(ゼロは省略しないで下さい)
-1.5等-15

 光度値が不正確な場合は値の後にコロン":"を付けます。
 目標天体が見えないときは,その星野で見える最も暗い星を調べ,その光度値の前に"<"を付けます。

例) 14.9等(不正確)149:
目標天体は見えず。視野内に見えた最も暗い星は15.1等 <151

 光度体系記号は眼視観測では不要です。それ以外は別表3を参考にして下さい。

例) 眼視観測で5.9等59
写真観測で10.5等105p
CCDノーフィルタで12.56等12.56C

4.観測者符号

 これはVSOLJから発行されますので,観測報告場所で確認をお願いします。
 大文字1文字+小文字2文字で表記されます。


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