変光星図について

平澤氏の変光星図index

●この変光星図はアメリカ変光星観測者協会(AAVSO)の図を基にして案内星図・広範囲の星図・倍率を上げた場合の微光の比較星を加えた拡大星図をA4版の一枚に纏めたものです。

(1)案内星図は,ノルトン・ベクバル・ウラノメトリア2000などにより,天の北極方向(北)を上にして描かれています。

(2)変光星図は南を上にし,西を左側にとって天体望遠鏡の視野の景色に合わせています。主鏡の視野の中欧に欲しを入れて放置して,星が流れていく方向が西(W)です。

(3)屈折望遠鏡に天頂プリズムをつけると景色がが裏返ります。AAVSOでは裏焼印刷をした星図が用意されていますが,必要に応じて裏焼きコピーしてください。ただし文字は書き直す必要があります。

(4)変光星が見える限界高度は,郊外などの暗い空では値が次の目安になりますが,観測者の熟練度で多少よくなるでしょう。
   肉眼 6.2等
   口径 1インチ(約 25mm) 10.3等
   口径 2インチ(約 50mm) 10.3等
   口径 4インチ(約100mm) 11.8等
   口径 6インチ(約150mm) 12.7等

(5)星の前の数字は「ハーバード符号」といい,西暦1900年での赤経・赤緯の概略値で前4桁が赤経,後ろ2桁は赤緯で,赤経+と赤緯−に分けて表示してあります。
 例えば,いっかくじゅう座V星(V Mon)は,0617-02 とありますが,これは1900年のおよその位置が赤経6時17分(6h17m)で赤緯は-02°であることを示しています。

(6)変光星図の光度・変更周期は,見直し観測により改良されていきます。従って星図に示された要素の値は「一応の目安」程度に考えてください。

(7)光度に Pが付いているのは写真光度です。脈動変光星は赤くて写真には写りにくいので,肉眼ではずいぶん明るく感じるものが多くあります。


●この図は AAVSOの変光星図を組み合わせて編集してありますが,星図を描いた人によって,星野写真をそのままトレースした結果,星の大小が極端に差があって見づらいものや,反対に星の大小の区別が分からないものなどがあり,特にコンピューターで描かれる最近のものに多いようですので,出来うる限り実際に肉眼でみた感じに近付けるように配慮しました。

●ほとんどの星図はスタンダードチャートで,光度などはほぼ確定しているものですが,ある星図には Preliminary Chartと記してあります。これは AAVSOが新しいチャートを編集する場合の暫定的のものです。しかし「暫定的」といっても,何度も確認の追加観測がされていますから,標準星図になるときもほとんど変更されませんので,このまま観測に用いても十分です。

●原図には星を結ぶ線はありませんが,特徴のある星列は眼視で視野に導入する場合のよい目標になるので日頃私が観測する星図に入れてあるパターンを邪魔にならない程度にそのまま描いてあります。

●星図の編集・作成: 平澤 康男(名古屋市)


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