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1 :Hey_Joe : 2006/09/01(金) 17:11:41 ID:eQBQxrZk
VSOLJニュースを転載する所です。
ニュースが出たら、どなたでも構いませんので書きこんで下さい。


2 :Hey_Joe : 2006/09/01(金) 17:12:01 ID:eQBQxrZk
vsolj-news 156: SN 2006ep in NGC 214

VSOLJ ニュース (156)

超新星2006epを山形の板垣さんが独立発見

著者 :山岡均(九大理)
連絡先:yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp

超新星ハンター板垣公一(いたがきこういち)さんが、アンドロメダ座の銀河
NGC 214に超新星を発見しました。自身、今年4個目の発見です。7月の超新星
2006dyと同様、爆発後それほど経っていないものと考えられます。

今回の超新星を世界最初に発見したのは、リック天文台のカツマン自動撮像
望遠鏡(KAIT)のチームで、天体は超新星2006epと命名されています。位置は、

赤経: 0時41分24.88秒
赤緯:+25度29分46.7秒 (2000年分点)

で、母銀河であるNGC 214の中心から西に43秒角、南に11秒角のところにあた
ります。KAITチームや板垣さんは、8月30-31日には超新星は17.8等ほどの明る
さであるが、26日以前には19等程度よりも明るい天体はなかった、と報告して
います。爆発から1週間以内の、かなり新鮮な超新星と言えるでしょう。

この銀河には、昨年も超新星2005db(IIn型)が出現し、16.2等ほどまで明る
くなりました。今回の超新星2006epの、今後の光度追跡やスペクトル観測が望
まれます。

参考文献: CBET 609 (2006 Aug 31)

2006年9月1日

※ この「VSOLJニュース」の再転載は自由です。一般掲示、WWWでの公開
  等にも自由にお使いください。資料として出版物等に引用される場合には出典
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3 :Tcy : 2006/09/04(月) 22:20:15 ID:VgMr8c.c
vsolj-news 157: Bright nova in M 31 and SN 2006et in NGC 232

VSOLJ ニュース (157)

山形の板垣さん、系外新星と超新星を同一夜に相次いで発見

著者 :山岡均(九大理)
連絡先:yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp

山形市の新天体捜索者板垣公一(いたがきこういち)さんは、3日前に超新星
2006epを発見した(vsoljニュース(156))ばかりですが、9月3日には、一夜にし
て、アンドロメダ座大銀河M 31に系外新星を、くじら座の銀河NGC 232に超新
星2006etを相次いで発見しました。異なる種類の天体を、一晩に発見したのは、
おそらく他に例を見ない壮挙と言えるでしょう。

まず、M 31の新星です。新星の位置は、

    赤経: 0時42分33.16秒
    赤緯:+41度10分06.8秒 (2000年分点)

です。9月1.588日(世界時、以下同様)の板垣さんの観測では、20等級より明る
い天体はなかったこの位置に、急速に明るくなり、そして暗くなっていった星
がとらえられたのです。板垣さんの観測によると、

3.5161日 16.5等
3.5202日 16.4等
3.5384日 16.3等
3.5505日 16.2等
3.5631日 16.1等
3.5768日 16.0等

と、最も明るくなった後、

3.5976日 16.1等
3.6497日 16.2等
3.7915日 16.3等
3.7999日 16.4等

と、次第に暗くなっていくようすが見事に描き出されました。今夜はどれほど
の明るさになっているでしょう。また、アンドロメダ座大銀河をこの数日以内
に撮影された方がいらっしゃったら、ぜひこの新星をチェックしてみてほしい
ところです。


4 :Tcy : 2006/09/04(月) 22:21:05 ID:VgMr8c.c
VSOLJ ニュース (157) 続き(改行が多すぎると怒られましたので)


一方の超新星は、この系外新星の観測中に発見されました。くじら座の銀河
NGC 232に現われたもので、3.77日に撮影した画像に16.1等で写っていました。
8月30.68日に板垣さんが撮影した画像を改めて調べてみると、この天体が17.0
等の姿を見せていたことが判明し、新天体であることが確実になったのです。

超新星の位置は、

    赤経: 0時42分45.82秒
    赤緯:-23度33分30.4秒 (2000年分点)

で、NGC 232の中心からほぼ真北に11秒角のところにあたります。今後のスペ
クトル型の観測などが楽しみです。

これまでに、同一夜に2つの彗星を発見した例(森敬明さんなど)、2つの超新
星を発見された例(板垣さん自身など)はありますが、新星と超新星を一晩で発
見されたというのは初耳です。世界的に見ても、類を見ない快挙と言えるでしょ
う。

参考文献: CBET 615 (2006 Sep 3)
CBET 616 (2006 Sep 4)
                            2006年9月4日


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5 :Hey_Joe : 2006/09/21(木) 08:23:30 ID:.4dFrDeM
vsolj-news158:SN2006giinNGC3147

VSOLJニュース(158)

山形の板垣さん、再び系外新星と超新星を同一夜に相次いで発見

著者:山岡均(九大理)
連絡先:yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp

山形市の新天体捜索者板垣公一(いたがきこういち)さんは、2週間前の9月3
日、系外新星と超新星を一夜にして発見した(vsoljニュース(157))ばかりです
が、この9月18日から19日にかけての一夜に、再び、系外新星と超新星の両方
を発見されました。その活躍ぶりには頭が下がるばかりです。

 新星は、アンドロメダ座大銀河M31に出現したものですが、詳細は略させて
いただきます。超新星は、りゅう座の渦巻銀河NGC3147に出現したもので、位
置は、
赤経:10時16分46.76秒
赤緯:+73度26分26.4秒 (2000年分点)
で、銀河中心から北に144秒角、西に30秒角のところにあたります。超新星
2006giと命名されたこの天体は、発見時である18.78日(世界時、以下同様)と
確認時である19.40日には、いずれも16.3-4等で観測されています。

 この銀河には、超新星1972Hが出現しており、15.0等まで明るくなりました。
今回の超新星が、発見時からさらに明るくなるのかどうか、またスペクトル型
がどのようなものか、注目されます。

参考文献:CBET630(2006Sep19)
2006年9月20日


6 :Hey_Joe : 2006/09/25(月) 08:51:08 ID:UTUTtxBM
vsolj-news159:SN2006gsinNGC3977

VSOLJニュース(159)

山形の板垣さん、今月3個目の超新星発見

著者:山岡均(九大理)
連絡先:yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp

山形市の新天体捜索者板垣公一(いたがきこういち)さんは、9月に入ってか
ら、超新星2006et(vsoljニュース(157))、超新星2006gi(vsoljニュース(158))
を相次いで発見されていますが、さらにこのたび、今月3個目となる超新星
2006gsを発見されました。今年7個目、自身23個目の発見(独立発見含む)です。

超新星2006gsは、おおぐま座の渦巻銀河NGC3977に出現したもので、位置は、
赤経:11時56分08.50秒
赤緯:+55度23分29.8秒 (2000年分点)
で、銀河中心から北に3秒角、東に11秒角のところにあたります。発見時であ
る22.80日(世界時、以下同様)と、確認された23.40日のいずれでも、17.0等と
観測されています。

 この銀河では、超新星1946Aが18等で観測されたことがあります。銀河の後
退速度からは、この銀河に出現する典型的なIa型超新星の極大は16等ほどと推
定されます。今後、スペクトル型の確認などが注目されます。

参考文献:CBET640(2006Sep23)
2006年9月24日


7 :まえだ : 2006/11/12(日) 01:49:01 ID:t2IvOiaE
VSOLJ ニュース (161)

山形の板垣さん、明け方の空に超新星2006myを発見

著者 :山岡均(九大理)
連絡先:yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp

山形県山形市にお住まいの精力的な天体捜索者、板垣公一(いたがきこうい
ち)さんが、またもや超新星を発見されました。明け方に昇ってきた、おとめ
座銀河団近辺での発見です。この銀河団は、私たちからもっとも近くにあるも
ので、超新星が出現するとかなり明るく(最も明るいもので12等ほど)観測され
ます。シーズンの幕開けを感じさせます。

板垣さんは、11月8.82日(世界時、以下同様)に撮影したCCD画像から、15.3
等級の新しい光点を発見し、翌日9.81日に同じ明るさで確認しました。天体の
位置は、

赤経 12時43分40.74秒
赤緯 +16度23分14.1秒 (2000年分点)

で、銀河の中心から西に27秒角、南に22.5秒角にあたります。

この銀河は、しばらく太陽の向こうにあって観測不能だったため、板垣さん
の最近の観測は6月末にしかありませんでした。今回の超新星がこれから明る
くなるものか、それとも何か月か前、太陽に近い時期に爆発したものなのか、
期待が分かれましたが、ヨーロッパ天文連合のNOT望遠鏡による観測で、爆発
から1か月以上経過した重力崩壊型超新星であると明らかになりました。

参考文献: CBET 727 (2006 Nov 9)

2006年11月11日

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8 :HeyJoe : 2006/11/17(金) 14:28:12 ID:TrgabLGs
<続き>
このような、スペクトルの特徴を変えず、ただ明るさが変動する、という現
象は、星と私たちのほぼ中間くらいの距離で、別の天体が重なったときに起き
ます。中間の星の重力によって光が曲げられ、背後の星が明るく観測されるの
です。マイクロレンズと呼ばれる、この種の現象は、銀河系の中心方向の星や、
大小マゼラン銀河の星をターゲットにしてプロの天文学者による捜索が行なわ
れており、暗い例は数多く発見されてきています。しかし、このように明るい
現象が見つかったのは初めてですし、もちろんアマチュア天文家による発見も
初めてのことです。減光の光度曲線は、マイクロレンズ現象が予言するものに
良く一致しており、レンズの役割を果たした星の距離や質量も計算されつつあ
ります。

ただ、このような増光現象の場合は常のことですが、発見後は密に観測され
て明るさも良くわかる一方、発見前の情報は非常に手薄です。10月のこの天体
の明るさの記録があれば、光度の変化のようすが、より鮮明に描き出されます。
10月にカシオペヤ座付近を撮影した写真や画像がありましたら、ぜひ御提供い
ただき、この天体の正体解明の一助を担っていただければ幸いです。長野工業
高専の大西浩次(おおにしこうじ)さん(ohnishi@ge.nagano-nct.ac.jp)が取り
まとめをしておりますので、画像をお持ちの方は大西さんまでご連絡をよろし
くお願いします。

参考文献: CBET 711 (2006 Oct 31)
CBET 712 (2006 Oct 31)
CBET 718 (2006 Nov 03)
ATEL 931 (2006 Nov 03)
ATEL 942 (2006 Nov 12)
ATEL 945 (2006 Nov 15)

2006年11月16日


9 :HeyJoe : 2006/11/17(金) 14:28:31 ID:TrgabLGs
vsolj-news 162: bright variable discovered by Tago

VSOLJ ニュース (162)

多胡さん発見の変光星はマイクロレンズ現象?

著者 :山岡均(九大理)
連絡先:yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp

新星を熱心に捜索されている、岡山県津山市にお住いの多胡昭彦(たごあき
ひこ)さんが、カシオペヤ座に奇妙な変光星を発見されました。よく調べてみ
ると、この天体はどうやら、アインシュタインの一般相対性理論を体現した、
重力レンズ現象(マイクロレンズ)を起こしたもののようです。これまでマイク
ロレンズは、プロによる捜索で、暗く遠いものが発見されてきた例はあります
が、これほど明るく、近くにあるものは過去に例がありません。

多胡さんはデジタルカメラを使って星空の写真を撮影しています。10月下旬、
いつもは11.8等級で写っている星が、次第に明るくなっていくのに気付きまし
た。星の位置は、

赤経 0時09分22.04秒
赤緯 +54度39分43.8秒 (2000年分点)

で、カシオペヤ座のW字形の右端にある星(カシオペヤ座β)から南に4.5度ほど
のところにあたります。多胡さんが観測したこの星の明るさ(時刻はすべて世
界時)は、

10月25.538日 10.7等
27.409日 10.5等
30.411日 8.8等
31.469日 7.5等

で、平常時の11.8等から比べると50倍以上の明るさになったのです。

これほど星が明るくなるというのは、爆発現象などが起きていることが予想
されます。ところが、イタリアのAsiago天文台や、岡山県の美星天文台などで
撮影されたスペクトルは、へんてつもない白い星のものでした。爆発もしてお
らず、速い自転の兆候も見られません。31日をピークに、次第に星の明るさは
暗くなっていきましたが、その間もスペクトルの特徴は変わりませんでした。


10 :HeyJoe : 2006/11/17(金) 14:29:23 ID:TrgabLGs
>8
8番は9番の続きです


11 :HeyJoe : 2006/11/27(月) 08:57:52 ID:9jJx5g2Q
VSOLJニュース(163)

板垣さん、M61に超新星2006ovを発見

著者:山岡均(九大理)
連絡先:yamaoka@rc.kyushu-u.ac.jp

18世紀のフランスの彗星捜索者シャルル・メシエは、彗星とまぎらわしい、
ぼうっとした天体を表にしました。これがメシエ天体で、星雲や星団、銀河な
ど、108個ほどが並べられています。この中に含まれている銀河は38個ですが、
私たちから近くにあって明るい銀河が多く、メシエ天体に超新星が出現すると
明るく観測されます。

山形県山形市にお住いの板垣公一(いたがきこういち)さんは、11月8日の超
新星2006my(VSOLJニュース161)に引き続いて、明け方の空に現われたM61渦巻
銀河の中に超新星2006ovを発見しました。彼自身、今年10個目の超新星発見
(独立発見を含む)です。自身が持つ、個人天体発見数(通算/年間)の日本記録
を、またもや更新されました。

超新星は、11月24.86日(世界時、以下同様)撮影の画像で、14.9等の明るさ
で発見され、翌25.764日に確認されました。超新星の位置は、

赤経12時21分55.30秒
赤緯+4度29分16.7秒(2000年分点)

で、おとめ座の渦巻銀河M61の中心から東に6秒角、北に51秒角の位置にあた
ります。渦巻の腕の中です。発見画像は、

http://www.rochesterastronomy.org/sn2006/n4303s1.jpg

で見られます。

超新星2006myと同様、これまで何か月かは太陽の背後で観測できなかった方
向なので、爆発間もない超新星かどうか関心が集まりましたが、ホイップル天
文台での分光観測で、爆発から1か月ほどが経過したII型超新星(水素の線が顕
著なもの)であることが判明しています。このスペクトルは、

http://cfa-www.harvard.edu/oir/Research/supernova/spectra/sn2006ov_comp.gif

で見ることができます。

参考文献:CBET756(2006Nov25)
2006年11月26日


12 :HeyJoe : 2006/12/05(火) 07:54:44 ID:p5ke9ip2
VSOLJニュース(164)

板垣さん、NGC5735に超新星2006qpを発見

山形県山形市にお住いの板垣公一(いたがきこういち)さんは、11月25日未明
の超新星2006ovの発見(VSOLJニュース163)の翌日、やはり明け方の空で超新星
2006qpを発見しました。連日の発見に、確認が追い付かないほどです。

超新星は、11月25.85日(世界時、以下同様)に板垣さんが撮影した画像で発
見されました。超新星の位置は、

赤経14時42分30.65秒
赤緯+28度43分25.9秒(2000分点)

で、明け方の空、うしかい座の棒渦巻銀河NGC5735の中心から35秒角西、10秒
角南にあたります。発見時の明るさは17.1等級でした。

明け方に低く、また板垣さんがお住いの地域では悪天候が続いたため、確認
観測がなかなかなされませんでした。が、中央天文電報局からの情報を元に、
兵庫県立西はりま天文台の内藤博之(ないとうひろゆき)研究員と、卒業研究の
ために同天文台を訪れていた九州大学の4年生、島田雅史(しまだまさふみ)さ
ん、高木俊邦(たかきとしくに)さんが、30.86日にこの天体を確認し、晴れて
公認されることとなりました。

今後の天体の変動のようす、また分光観測によるタイプ判別などが待ち望まれ
ます。

参考文献:CBET764(2006Dec1)
2006年12月2日


13 :Hey Joe : 2007/03/18(日) 14:03:14 ID:ERKcTgFQ
VSOLJ ニュース (172)

多胡さん、明るい新星をはくちょう座に発見

昨年2月のへびつかい座RSの再発(VSOLJニュース 150)、今年2月のさそり座
V1280(VSOLJニュース 167,168)と、肉眼でも見える新星がこのところ話題になっ
ています。今回発見された2007年はくちょう座新星は、発見等級が7.5等と、
やはり比較的明るいもので、今後の変化が楽しみです。

2007年はくちょう座新星を発見されたのは、岡山県津山市にお住いの多胡昭彦
(たごあきひこ)さんです。多胡さんは、昨年のカシオペヤ座のマイクロレンズ
現象(VSOLJニュース 162)を検出されたり、これまでにも数多くの新星を発見
されるなど、精力的に活躍されている天体捜索者です。

多胡さんは、3月15.787日(世界時、以下同様)に撮影したデジタルカメラ画像
に、7.4等級の新しい星を見つけました。翌日の16.75日にも7.5等級で確認さ
れましたが、12.796日の画像では12等より明るい天体はこの位置にはありませ
ん。岡山県井原市の美星スペースガードセンターでもこの天体が確認され、位
置が以下のように測定されました。赤い光に感度の高い、フィルターなしCCD
での観測で、明るさは6.7等とされています

    赤経: 20時28分12.52秒
    赤緯: +41度48分36.5秒 (2000年分点)

この位置には過去に18.5等級(red等級)ほどの赤く暗い星が観測されており、
もしこの星が増光したのなら、12等ほど、つまり10万倍近くも明るくなったも
のです。

岡山県井原市の美星天文台、兵庫県佐用群佐用町の西はりま天文台では、
16.8日(日本時間で17日未明)前後にこの天体のスペクトル観測を行ないました。
たいへん赤いスペクトルに、新星特有のP Cyg型を示す水素線が見られたため、
吸収を強く受けた、極大近くの新星と考えられます。膨張速度は1000kmsほど
です。たいへん赤いため、肉眼ではCCDでの撮影に比べてやや暗い等級が報告
されていますが、今後の変化を注目していきたいところです。

2007年3月18日


14 :Hey Joe : 2007/03/18(日) 14:06:08 ID:ERKcTgFQ
VSOLJ ニュース (172) の観測用星図です。

http://www4.airnet.ne.jp/mira/nhk/flash/0200/0255.html

星図は上が「北」になっています。


15 :HeyJoe : 2007/08/04(土) 05:57:30 ID:g5nwz.IA
VSOLJニュース(177)

山形市の板垣さん、増光中の超新星を発見

著者:山岡均(九大理)

ようやく全国的に梅雨が明け、夏空がまぶしい日々となりました。天体観測
もこれから夏本番といったところでしょうか。そんな折、山形市の板垣公一
(いたがきこういち)さんが、自身ことし5個目の超新星を発見されました。明
るくなりつつある、爆発から間もない天体で、今後の動向が注目されます。

板垣さんは、60cm望遠鏡で7月31.49日(世界時、以下同様)に撮影した画像か
ら、16.3等(CCD,フィルターなし)の新しい光点を発見しました。この天体は、
ベラルーシのネフスキー(V.Nevski)さんによって31.923日に確認され、また
板垣さんの観測では、翌8月1.468日には15.9等、さらに2.471日には15.5等と、
着実に明るくなっています。天体の位置は、

赤経:12時01分23.42秒
赤緯:+61度53分33.8秒(2000年分点)

で、母銀河であるNGC4036の23秒角西、11秒角南にあたります。

NGC4036は、近年星の生成があまり起きていないと考えられる「レンズ状銀
河」です。このような銀河では、寿命の短い大質量星を起源とする重力崩壊型
超新星はまず発生しません。今回の超新星2007giは、核爆発型のものである可
能性が高いと考えられます。銀河の距離を考えると、典型的な核爆発型超新星
であれば13等級台にまで明るくなることが期待されます。今後の観測が楽しみ
です。

参考文献:CBET1017(2007Aug2)
2007年8月3日


16 :HeyJoe : 2007/08/11(土) 13:26:32 ID:uyET8OV2
VSOLJ ニュース (178)

松江市の安部さん、こぎつね座に新星らしい天体を発見

著者 :山岡均(九大理)

「こぎつね座」は面積は小さな星座ですが、夏の天の川のなかにあるために、
数々の新星や変光星が捉えられています。この「こぎつね座」のなかに、新星
らしい天体が発見されました。発見したのは、島根県松江市八束町に観測所を
構えるアマチュア天文家、安部裕史(あべひろし)さんです。安部さんは、これ
までにも小惑星を数々発見されてきた、ベテラン観測者です。

安部さんは、8月8日夕方(8.54日世界時、以下同様)に撮影したデジカメ画像
から、9.5等の見なれない星を発見しました。7月23日、31日、および8月4日に
撮影した画像には、同じ位置には11.5等より明るい星は写っていませんでした。
8.682日に、埼玉県上尾市の門田健一(かどたけんいち)さんが撮影した確認画
像で測定された位置は、

赤経 19時54分24.64秒
赤緯 +20度52分51.9秒 (2000年分点)

です。23秒角ほど南西にある12等星とは別の星で、18等ほどの星と位置がかな
りよく一致します。この18等の星が増光したとすると、数日間で8等級以上
(1000倍強)の増光で、古典的な新星である可能性が高いものと思われます。

今後、スペクトル観測や、光度変化の追跡が期待されます。

参考文献:CBET 1027 (2007 Aug 8)
2007年8月9日


17 :USA : 2007/09/06(木) 10:42:45 ID:???
Just serfed in. Great site, guys!o


18 :Mhh@京都◆rDOCaDjdeU : 2007/12/27(木) 09:44:19 ID:qmRzO0p6
vsolj-news 186: V459 Vul = Nova Vul 2007 No. 2

VSOLJ ニュース (186)

札幌の金田さん、こぎつね座に増光中の新星を発見

著者 :山岡均(九大理)
連絡先:yamaoka<at>rc.kyushu-u.ac.jp

歳の瀬も押し詰まってきましたが、注目の新天体の発見ラッシュが続いてい
ます。札幌市にお住いの金田宏(かねだひろし)さんは、現在夕方の西空低く見
えているこぎつね座の一角に、新星を発見されました。金田さんは、小惑星を
多数発見・観測されているベテランの天体観測家ですが、新星を発見するのは
初めてです。

金田さんは、12月25.354日(世界時、以下同様)に撮影したデジカメ画像から、
8等級台の新天体を発見しました。薄雲を通しての観測だったので、明るさは
不確実だそうです。天体の位置は、天体を確認した板垣公一(いたがきこうい
ち)さん(山形市)の測定では、

赤経: 19時48分08.84秒
赤緯:+21度15分27.6秒 (2000年分点)

です。こぎつね座は、はくちょう座の南にあり、夏の天の川の中になります。
こぎつね座には今年8月にも、新星が発見されています(VSOLJニュース178)。

なお、岡山県津山市の多胡明彦(たごあきひこ)さんも、この天体を26.38日
撮影のデジカメ画像で独立に発見されています。26日には、天体の明るさは7
等級台で報告されています。

天体のスペクトル観測が26日、美星天文台、ぐんま天文台、岡山県井原市の
藤井貢(ふじいみつぐ)さん、西はりま天文台の各所でそれぞれ行なわれ、この
天体は、爆発後すぐの、おそらく最も明るい時期(極大)に至る前の新星である
と判明しています。こぎつね座の今年2個目の新星ということで、「2007年こ
ぎつね座第2新星」とも呼ばれますが、すでに正式な変光星名「こぎつね座
V459」が付与されています。

今後の光度変化やスペクトル変化の追跡が望まれます。

参考文献:CBET 1181 (2007 Dec. 26)

2007年12月27日


19 :Mhh@京都◆rDOCaDjdeU : 2008/04/13(日) 15:32:34 ID:QCmZfUoY
vsolj-news 193: V2491 Cyg (Nova Cygni 2008 No. 2)

VSOLJ ニュース (193)

はくちょう座に本年2個目の新星が出現

著者 :山岡均(九大理)
連絡先:yamaoka <at> rc.kyushu-u.ac.jp

はくちょう座と言えば夏の大三角形の一角を占める星座ですが、やや北にあ
るために、今の季節でも夜半以降はじゅうぶん観測の対象となります。そのは
くちょう座に、3月に引続き、本年2個目の新星が発見されました。発見したの
は、福岡県久留米市の西山浩一(にしやまこういち)さんと椛島冨士夫(かばし
まふじお)さんのグループです。彼らは、系外銀河で新星を数多く発見してき
ましたが、私たちの銀河系での新星発見は初めてになります。

新星らしき天体は、4月10.728日(世界時、以下同様)に撮影されたCCD画像上
で7.7等の明るさで発見されました。40cm望遠鏡を用いて当日および翌日撮影
した画像で測定された位置は、

赤経 19時43分01.96秒
赤緯 +32度19分13.8秒 (2000年分点)

です。この間に天体は0.6等ほど増光しており、また独立発見を報告した中国
のグループからは、8.831日には14等より明るい天体は見えなかったとの指摘
もあることから、この天体は増光をはじめてからまだ2-3日しか経っていない、
「新鮮な」天体であることがわかります。

埼玉県上尾市の門田健一(かどたけんいち)さんは、増光前には1秒角以内の
近い位置に16等前後の星があったことが指摘しており、この天体が増光したの
なら、9等級、すなわち4千倍近い増光をしたことになります。増光前の天体は、
水素輝線を出している、割に特殊な星であることも指摘されています。今回の
増光天体には、「はくちょう座V2491」という変光星符号が振られました。

(続く)


20 :Mhh@京都◆rDOCaDjdeU : 2008/04/13(日) 15:33:01 ID:QCmZfUoY
天体の分光観測が、岡山県井原市にある美星天文台で、同台台長の綾仁一哉
(あやにかずや)さんと大阪教育大の松本桂(まつもとかつら)さんによって行な
われ(11.72日)、爆発天体特有の形をした幅広い水素輝線を示していることか
ら、この天体は爆発後間もない古典新星であることが明らかになっています。
変光星名が付いた後に新星であることが判明したので、「2008年はくちょう座
第2新星」という呼び方は公式には使われませんが、通称としてはこの呼び名
が使われることもあるかもしれません。

もしもう少し明るくなれば、肉眼でも認められる明るさになります。今後の
明るさの変化には注意したいところです。

参考文献:IAUC 8934 (2008 Apr. 11)
     CBET 1334 (2008 Apr. 11)
2008年4月12日

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